🌏#70 新潟県湯沢町 〜スキー大国の過去と今~
新潟県は湯沢町
湯沢町は言わずと知れたスキー大国。
1980年代後半〜1990年代前半にはスキーブームで沸きに沸き、当時のリゾートマンションが今でも残る。
今回は、初夏の湯沢町の無料で楽しめるスポットを巡ってきた。
今回の旅の目的
大源太キャニオンを巡る
大源太(だいげんた)キャニオンとは、大源太湖周辺を指し、東洋のマッターホルンと呼ばれる大源太山を眺めることができる。
湖を一周できる散策路が整備させているのでゆったりと自然を楽しめるはず。
新潟へのこのブログとしての初上陸は、群馬から一番アクセスの良い湯沢町から始める。
そば処 しんばし
湯沢町で人気のお蕎麦屋さん。
外観も素敵だが、内観は令和らしい極めてモダンな雰囲気。
にしても食い物屋から旅を始めるなんてなかなかない。
コロナ禍なので開店と同時に入りたいのだ。
これが僕の新しい旅様式。
お店に入った途端、窓際に座っていた、赤ちゃんを連れた家族づれがお店の一番奥の席に移動した。
赤ちゃんが泣き始めてしまったらしい。
気を使ってお客さんのいない一番再奥の席へ移動するというのが素晴らしく素敵な家族だなと思った。
さて、僕が悩みに悩んで頼んだのはこれだ。
📷冷たいそば 納豆
変わり種に行ってしまった。
納豆そば好きなんだよな。
青のりが振り掛けられているなんて珍しい。
色んな食べ方を試した。
心配していたそば湯も運ばれてきて、最後まで美味しく汁一滴残らず楽しめた。
美味しかった。
けど、やっぱ普通のそばを頼めば良かったとは思った(笑)
名物へぎそばが2人前〜なので、ソロ旅にはそれは厳ぃ。
ところで、湯沢町で一番有名な蕎麦屋があって、「中野屋」というのだが、そこも一応様子を見に行って見たものの開店前にすでに行列。
これはこのコロナ禍では心配なので、今度リベンジしたい。
大源太キャニオン
大源太キャニオンキャンプ場の駐車場を拠点に散策を始める。
駐車場近くにはこれからオープンする美味しそうなお店が。
📷農家レストラン 縁
2021年7月22日Openとのことだ。
まだ早かった。
でも、お店の前の池が綺麗で、カエルが鳴いていて素敵な場所だった。
さて。キャンプ場内は入場料がかかるので今回は訪問しない。
太源太湖を一周してみよう。
📷散策道の入り口
一夏の冒険の始まりといった感じの橋だ。
📷階段
階段を上ると、川や湖は見えなくなる。
📷緑道
木々に囲まれた緑道が続く。
整備されているので歩きやすい。
それにしても、誰ともすれ違わない。
どうして整備されているのに誰もこないのか。
確かに僕は変わっていて物好きだが、整備されているということはそれなりに需要があるということじゃないのか?
最近、こういう道でよく思うことだ。
さて。
この後、ようやく湖が見えたのだが、気持ち悪すぎてあまり湖の記憶がない。
というのも、散策路は整備されていて手すりがあったのだが、その手すりの裏側に無数の毛虫が蜘蛛の巣で雁字搦めにされていたのだ。
毛虫というだけで苦手なのに、手すりに取り付けられたイルミネーションのように毛虫のチップが無数に装着されている。
鳥肌がとまらなかった。
暑いのに寒かった。
これだから夏はいやなんだ。
なぜかクセになるので見てしまうのだが、すぐに目をそらす。
写真を撮る勇気はなかった。
ということで、走って逃げ出した。
するとあっという間にビュースポットの橋にたどり着いた。
📷希望大橋
ここから見える絶景がこちら!
📷太源太湖から太源太山を望む
東洋のマッターホルンと呼ばれているのも納得だ。
だが、この景色の現実はこちら。
📷太源太湖の現実
足場が絶景の邪魔をする。
この足場はなんなんだ!
なんだか悲しいよ。
現地にヒントがなかったので今調べたら、ダムの補強工事によって残された足場らしい。
工事は終わったが、撤去作業は進行中とのこと。
大源太湖 | 湯沢町観光まちづくり機構公式HP 越後湯沢観光NAVI
ダムを守るためにありがたい。
背伸びしなくても絶景が楽しめる時が来ることを願う。
その補強したダムが多分これ。
📷砂防
下の円状のコンクリかな。
綺麗な円状だった。
ところで四十八滝という滝がここら辺にあって、僕はこのトンネルから出てるのがそれかと思ってたら違ってた。
📷ビュースポット
こっから見える、下の方の滝が四十八滝だそう。
📷四十八滝
木でほぼ見えん!
これはわからんかったなー
さて。
残り湖半周の散策に戻る。
毛虫の手すりイルミネーションがトラウマ過ぎて、残り半周が怖い。
📷散策路から望む太源太湖
水が透き通っていて美しい!
お近づきになれないのが残念だが。
心配していた毛虫の手すりイルミネーションはなく、清流が流るる水路が整備された道で素晴らしかった。
だが、トラウマが強過ぎて、もう二度と僕はこの湖を1周はしないだろう。
毛渡沢橋梁
毛渡沢橋梁(けどさわきょうりょう)は日本で2番目に美しい鉄道橋とテレビ番組で紹介されたそうだ。
鉄道橋の下には川が流れていて、その川が人口の広い滝となって流れる様が美しかった。
この広い人口の滝から200mほど先に鉄道橋はある。
📷毛渡沢橋梁
日本で2番目に美しいのは右のほうだろうか。
確かに絵になる。
僕はなぜかずーっとこれは鉄道橋ではなく、水道橋だと思っていた。
実際に橋をみると、水が滴り落ちていたのだ。
じゃああの水はなんだったんだろうか。
確かに水は流れていた気がするのだが。
鱒どまり
美しい清流で川遊びができる、ローカルに人気のスポット。
鱒もとまる程の激しい流れ?には見えないから、鱒も立ち止まるほどの美しい川ということなのだろうか。
由来が調べても分からん。
僕は一人で川遊びをできるほど強くはないので、様子を見るだけ。
行ってみると、結構な高さから飛び込みが楽しめる。
📷鱒どまり
川から上がるロープも用意されているではないか。
青年が飛び込んでいたが、寒い寒いと叫んでいた。
川の水はマジで冷たい。
ましてや6月上旬じゃなおさらだ。
ところで、やっぱりこういう川遊びスポットではBBQがじゃんじゃかとグローバル展開されていた。
これはなんだか危ないわ。
群馬県桐生市の同じようなスポットで、コロナ禍でグローバルBBQがじゃんじゃかと展開され、連帯責任で誰もが立ち入り禁止となった例を知っている。
いい場所だったのに、もうしばらくは入れないのだと思うと寂しい。
ここもそうならないといいが、息苦しいのでとっとと撤収した。
湯沢中央公園
プールや野球場などを兼ね備えた、大規模な公園。
決して観光スポットではないが、こういうところでこそ、その町を知ることができる。
お分かりいただけただろうか。
あれがリゾートマンションなのではないか。
湯沢町ってこういうことかと思った。
📷池
サンダルだったので足をつけてみたが、気持ち良い!
子どもが楽しめること間違いなしの公園だ。
三俣地区
室内足湯も完備する、和モダンな道の駅は三俣(みつまた)と呼ばれる地区の観光拠点となっている。
📷みつまた 歴史・自然・おさんぽMAP
道の駅に設置されたこのMAPで散策開始だ。
雪災記念碑
大正7年にこの三俣地区で起きた雪崩災害の犠牲者の霊を慰める記念碑。
被害者180人中158名が死亡したという大規模な大災害だったそうだ。
2000名が救助に集まり三昼夜にわたる不眠不休の救助活動の末に22名が助かったとのことだ。
伊米神社
伊米(いめ)神社は平安時代からあるとも言われる由緒ある神社。
境内には小川が流れ、そこから見える景色が田舎らしくて素敵だった。
📷境内からの景色
そしてびっくりしたのはこれだ。
📷本殿下のヒカリゴケ
ヒカリゴケというものは以前見たことがあるのだが、前に見たものは光らなかった。
だから、ヒカルヒカリゴケというのは迷信で、ドラクエ7の中だけの話だと思っていたから驚きだ。
本当に光ってる!
現実のヒカリゴケは、光が当たることで発光するので、外部からの光がないと光らない。
さらになぜか見る角度によって光って見える時と光って見えない時があった。
海外ではその輝きから「ゴブリンゴールド」と呼ばれているらしい。
池田家
脇を通る三国街道は、その昔、越後と江戸を結ぶ重要な街道だった。
かの有名な参勤交代で大名たちが宿をとったのがこの池田家とのことだ。
三国街道は車で通ってきたが、トンネルもない時代によく歩いて江戸まで行ったものだ。
Zoomでリモート参勤交代やれば楽だろうが、参勤交代は地方の大名の金を削るためにやったとも習った気がする。
みつまた地区の散策は、歴史を学べるし、植物の発見はあるし、道端のデイジーが満開だしで面白いところだった。
雪ささの湯
茶色いお湯が自慢の温泉が堪能できる温泉。
外観は、潰れてしまった昔のホテルをリユースしている感が否めない。
茶色くて珍しい温泉に惹かれて訪れてみた。
お湯は鉄分が多く含まれているという印象だ。
ところで、感染対策で洗い場が半減されて体洗い待ちが発生していた。
これはなんだか落ち着かない。
あまりゆっくりできずに撤退することにした。
まとめ
旅をしながら、建物や景色で時代を感じることができた。
また、スキー時代以前の100年前くらいの時代まで辿ることができたのは面白かった。
山間部の観光地とだけあって、絶景を見ようとするとゴンドラやロープウェーは必須となってくる。
故に無料で楽しめるところはざっとこのくらいなのではないかと思うが、どうだろう。
ドラゴンドラを利用してなど、有名なスポットは今回は巡っていないので、今度行くときは誰かと湯沢町の絶景に触れてみたい。
今度はいつ、旅に出られるかなぁ。
ではでは〜(ᐢ⌔ᐢ)ノ゙