🌏#69 長野県山ノ内町 〜志賀高原 絶景探勝の旅路~
長野県は山ノ内町
山ノ内町は志賀高原を有する、長野県北東部の大自然の町だ。
山ノ内町の誇る渋温泉ではニホンザルと温泉に入れる(かも?)地獄谷野猿公苑が有名。
今回は、広大な志賀高原の東エリアを巡ってきました。
- 今回の旅の目的
- 志賀高原 山の駅
- 志賀高原総合会館98 駐車場
- サンシャイントレイルコース(トレッキング)
- 志賀高原の家 グリーン
- 澗満滝展望台
- 自然探勝コース(トレッキング)
- 平床大噴泉
- 横手山ドライブイン
- まとめ
今回の旅の目的
志賀高原っぽい景色を眺める
草津白根山の噴火の影響で、長いこと通行規制が続いていた国道292号の志賀草津高原ルートですが、2021年4月23日(金)午前10時に4年ぶりの全面規制なし開通となりました!
この道には何度か苦しめられたことがあって、これまでは毎朝8時に今日は通っていいかどうかがWebで発表されていたのです。
以前長野県高山村に行った際、発表を待てずに朝8時前にこの道の手前まで行ったのですが、その日は台風が過ぎ去った翌日とのことで、視界不良で通れませんでした。なので、万座ハイウェーでお金と時間をかけて迂回。
たとえ通れたとしても、夕方17時には道は閉ざされます。
こういう制限や苦しみが一切消えたので、これは行くしかない!と、開通2日目に、長年行きたかった志賀高原へいくことにしたのでした。
志賀高原 山の駅
通ってきた志賀草津高原ルートは、旅の締めに書くとして、まずは「志賀高原 山の駅」から。
いわゆる道の駅的な役目を果たす場所です。
ここを拠点に志賀高原を旅することにしました。
館内に展望スポットがあったので、寄ってみました。
📷旧ロープウェー乗り場 廃線跡へ
昔はここからロープウェーに乗れたってことか。
昔使われていたロープウェーの箱を通り過ぎると、展望スポットがありました。
📷旧ロープウェー乗り場 廃線跡
4月も下旬なのに、山はまだ冬の装いですね。
ところで、この山の駅で志賀高原のパンフレットを入手しようと思っていたのに、思ってたいい感じのパンフがない。
まだパンフレットもスキー場とか、冬の情報のものばかりだったのです。
いいパンフレットはいい旅を創る。(経験上(笑))
ちょっと残念だ。
とりあえずこの道の駅を出ることに。
志賀高原総合会館98 駐車場
山の駅のすぐそばにあった駐車場にいくと、恐ろしい体験をすることに。
📷蓮池交差点近道
ここを使えば蓮池という池に行けそう!
しかも、こういう感じの道ワクワクする!
📷蓮池交差点近道を進む
この中、現実はもっと暗いのです。
なんかよくわかんないもの落ちてるし。
なんか、怖い。
すると、進行方向に立ち入り禁止のロープが。
右に道があったので、曲がってみると…。
📷どっかのホテルの入口
え、怖!
でも、ここを抜ければ蓮池に行けるのかな?
勇気を出してドアに手をかけてスライドしてみました。
動かない。
中を見てみると、右になんか絵があります。
黒い人間のシルエットのような絵が飾られているのがわかりますか?
いやいやいや。
怖いって!
これはもう急いで逃げ出しました。
無事帰れるのか不安でしたが、鳥肌やばい。
何事もありませんでしたが、どういう場所なんだあそこは。
入口になんか書いといてくれ!
サンシャイントレイルコース(トレッキング)
琵琶池を一周できるトレッキングコース。
志賀高原にはトレッキングコースがたくさん整備されています。
📷トレッキングコースマップ
とりあえずトレッキングをしようと思っていたので、琵琶池を回れるコースを歩くことに。
長い長い車道を歩きゆけば、琵琶池が見えてきました。
あとから気づきましたが、あの車道はサンシャイントレイルコースではなかった。
📷サンシャイントレイルコース
琵琶池にたどり着き、ようやく見つけました。
これが歩きたかったサンシャイントレイルコースです!
池に届きそうで届かないもどかしい湖畔の道を散策。
すると、池の水に触れられるスポットが出てきました。
📷琵琶池から望む山
水はそんなに透き通っているわけでもなく、きれいという印象はありませんが、池越しの山ビューが素敵でした。
本当は琵琶池を一周する予定でしたが、お昼も近づいてきたので、半周して引き上げることに。
お昼はカニクリームコロッケが美味しいというお店に行きます!
志賀高原の家 グリーン
宿屋が営むレストラン。
スキー場を望みながら、落ち着いた雰囲気の店内で食事が楽しめます。
📷店内
洋風の洒落た雰囲気です。
漆喰の壁が味が出てていいですね〜!
📷お店からの眺め
スキー場が望めます。
そして、なんといっても時計台の建物がヨーロッパチックでいい!
店内の雰囲気と、外の眺めで海外に行った気分になれます。
これで雪が積もっていたりしたら、さぞロマンチックなんでしょう。
さて、料理が運ばれてきました。
📷カニクリームコロッケとご飯
定食セットもありますが、あえて単品のカニクリームコロッケとご飯を注文。
このカニクリームコロッケがこのお店の名物だそう。
これはどう食べるか迷います。
・付け合わせのオリジナルタルタルソースをつける
・備え付けの中濃ソースをかける
・備え付けの塩を振る
全てのパターンと組み合わせを試していたら、カニクリームコロッケがなくなってしまった笑
外はサクっ!中はほろりといった感じの美味しいカニクリームコロッケでした!
今まで食べたカニクリームコロッケの中で一番うまかった!
(そもそも今まで食べたカニクリームコロッケそんなにないけど。)
個人的には調味料は中濃ソースオンリーが一番好みでしたが、付け合わせのタルタルソースも捨てがたいといった、食べていて楽しいメニューでした!
澗満滝展望台
若山牧水が訪れて記録を残している滝。
かんまんだきと読む。
駐車場から徒歩1分で展望台から滝が望めます。
道中に窯がありました。
📷炭焼ガマ
志賀高原は、終戦前までは林業が主体で、多くの木炭を作っていたそう。
終戦後志賀高原は観光業が主体となって、志賀高原を作ってきた林業が忘れ去られようとしているところで、この炭焼ガマを復元したそう。
展望台が見えてきました。
📷澗満滝展望台へ続く道
右めっちゃ綺麗。
お目当ての滝は左手に。
📷澗満滝
ちっさ!
そして遠(笑)
う〜ん。
これなら右手の景色の方がいいかも。
📷東屋からの眺め
長野ってこういう盆地の景色があるからいいよな〜
滝よりも盆地に感動した展望台でした(笑)
さて、このあとは、再びトレッキングをすることにします。
志賀高原 山の駅へ戻ります。
自然探勝コース(トレッキング)
志賀高原 山の駅には蓮池という池があり、そこにはこんなマップが。
さっきは赤のサンシャイントレイルコースを歩いたわけですが、今度は黄色の「自然探勝コース」を歩きます。
自然探勝コースは、志賀高原と言えばの湿原風景を歩いて、たくさんの池に巡り会えるようです。
と、いうことで、まずはスタート地点の蓮池。
📷蓮池
池からのホテルからの山ビュー!
これは美しい!
この池の岸辺を歩いて自然探勝コースは始まります。
砂利で整備された道を進むと、木道が。
📷蓮池の木道
水上に敷かれた木道ってワクワクしますよね!
この木道を渡りきると、通ってきた大きな車道にぶつかりました。
で、どこが自然探勝コースの道なの?
まさか車道は含まれてないだろ。
でも車道を渡らないと先へ進めないのです。
仕方なく車道を歩いていると、ようやく自然探勝コースっぽい道が。
スキー場を突き抜けるような道です。
え、自然探勝コースってアスファルトありでスキー場突っ切るめちゃくちゃなコースなの!?
とにかく歩くしかない。
そうして汗だらだらで、まだ残雪のある道を進んでいると、自然探勝コースに含まれている「下の小池」に到着。
📷下の小池
下の小池は、標高1610m、最大水深3mの池で、結構小さかったです。
イモリが生息しているそうですよ。
下の小池のあとに通った道が、湿原ぽくて、景色もよかった。
📷湿原の木道
白樺の向こうに、ちらっと見とる山の景色がよい!
このあと、自然探勝コースはいったん車道にでて、すぐに森の中へ。
次に見えるのは長池という池のはず。
📷自然研究路へ続く道
こっちかな?
Googleマップの現在地を確認しながらこの先へ進むと、池から離れていっている!!
こっちは自然探勝コースではなかったようです。
引き返すことに。
志賀高原のトレッキングコース分かりにきぃ!
4月ですが、まだ志賀高原は冬のようで、だーれも歩いていないから、ヒントもないし。
でも、それも冒険っぽくていいか!
引き返して、看板を確認すると、堂々と池めぐりコースと書かれているではないか。
📷池めぐりコースの景色
この景色がトレッキングコースで一番感動した記憶があります。
写真だと伝わりきりませんが、壁のような高い山に囲まれている感じ、たまらなく好きなんですよね。
いよいよお目当の長池に!
📷長池
長池は流れ込む川はなく、雪解け水や雨水、地下水が溜まった志賀高原No.3の大きさの池。
木で整備された展望スポットっぽいものがあったので座って眺めることに。
なんだか水が少ないような気がしますね。
いつもこんな感じなんかな
だんだんと光が夕方の色に変わっていっている気がします。
本当は自然探勝コースの最終地点「木戸池」まで歩こうと思ってましたが、この自然探勝コースは、コースがぐるっと輪になっている訳ではなく、直線なので、帰りもあの道を引き返すのかと思うと、これ以上帰りの距離を増やしたくない(笑)
なんなら、木戸池は車で通ってきていて、車の置いてある山の駅までどのくらい遠いかは、運転でなんとなく分かってます。
うん。
引き返そう
と、いうわけで、クタクタになりながらスタート地点の蓮池へ。
📷蓮池
いろいろ歩いてみたけど、この池が一番綺麗だわ(笑)
さあ、志賀高原の旅もいよいよ終盤です。
平床大噴泉
温泉の煙がモクモクと上がる大噴泉。
行きに道路から煙が見えて気になったので、帰りに寄ってみることに。
📷流るる温泉
大噴泉の周りには、どこからか湧き出す温泉がちょろちょろと流れています。
触ってみると、やっぱり熱い!
📷大噴泉の煙
煙で、煙の出所が全然わからない。
なんとなく、別府温泉の地獄巡りを想起させられます。
さて、草津に帰りますか。
実は今日は群馬県草津町に宿をとってあるのです。
群馬県の泊まって応援キャンペーンで格安で貸切露天風呂のある温泉宿を予約しました。
志賀高原、最後のスポットは、国道292号の志賀草津高原ルートです。
横手山ドライブイン
崖っぷちに建てられた、志賀草津高原ルートの超王道絶景スポット。
お蕎麦や定食、ソフトクリームを絶景を眺めながら食べられます!
上の看板の位置から見られる景色はこちら。
📷高原と残雪
これはすごい…。
しばらく眺めていましたが、反対側の景色を見に行くと、もっと凄かった!
📷信州のサンセットポイント100選 横手山
ちょうどサンセットになってきてんだけど!
どおりでドライブイン閉まってんのに車が多いわけだ。
📷横手山の景色
これはPCのログイン画面ですか?
圧巻の景色。
ここにきて良かった。
そう思える景色でした。
まとめ
志賀高原は雄大だった。
特に志賀草津高原ルートは凄すぎた。
正直、志賀草津高原ルートが圧巻すぎて、その後のトレッキングしたスポットにそれを求めちゃう節は否めなかったですけど(笑)
実は志賀草津高原ルートも横手山ドライブインも、中学生くらいの時に家族と来たのですが、その時には何か食べたなーくらいの記憶しか残っていないのです。
ですが、大人になってこういう景色に興味を持って、自らの意思で赴くのと、なんとなく連れてこられるのでは味わう感動も残る記憶も全然違うのだと実感しました。
子どもの頃の思い出補正による美しすぎる記憶に、大人になった僕たちが対抗できるとしたら、自らの意思で興味を持って見た光景なのではないかと思いました。
今回は山ノ内町の東側を巡りましたが、今度山ノ内町を訪れる時は、西側の湯田中渋温泉郷や竜王マウンテンパークの方に行ってみたいです!
今度はいつ、旅に出られるかなぁ。
ではでは〜(ᐢ⌔ᐢ)ノ゙
▼志賀草津高原ルートの絶景紹介記事はこちら!
hatenshiryoaim40.hatenablog.com