それでもやっぱり田舎が好き。

都会で生活してるけど、やっぱり山がみたい川が見たい。喧噪を忘れ、「落ち着き」を求めて。時には旅を。時には本を。

🌏#63 富山県富山市&立山町 〜立山ふもとの秘境巡り~

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今回の旅先は
富山県富山市立山町

富山市は県庁所在地にして富山県で一番大きな市。
それゆえ、海へ近づけば街が、山へ近づけば大自然が広がり様々な楽しみ方ができる。
立山町は名前の通り、立山がある。


今回は、富山市立山町立山が近い場所で秘境スポットを巡ってきました。
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2020/11 パーティ:2人


今回の旅の目的

百間滑を探検
今回は友人が富山に引っ越したとのことで、富山を2泊3日で訪問。
2日目は長いので2回に分けて、前半は富山の自然、後半は富山の食を満喫します。 人のいない自然を求めて、僕は百間滑(ひゃくけんなめ)というレビューの少ない秘境をグーグルマップで見つけたので行ってみることに。

百間滑

ここは富山市のはずれにあり、雪の壁で有名な立山アルペンルートがすぐそばにある立山のふもとです。

📷あわすのスキー場 f:id:HatensHiryoaim40:20210211102320j:plain 百間滑は駐車場から歩きます。
道中はスキー場を横切ることに。

📷山道 f:id:HatensHiryoaim40:20210211102622j:plain スキー場を抜けると山道が始まります。
10分くらい登りました。

📷橋 f:id:HatensHiryoaim40:20210211103104j:plain 地図上ではここが百間滑なのですが。
どこだ??

橋を渡りきると…

📷百間滑 f:id:HatensHiryoaim40:20210211103219j:plain あ、この橋の下が百間滑なのか(笑)
もっとド派手なものを想像してましたw

というわけで、川に降り立つ。

📷百間滑の中へ f:id:HatensHiryoaim40:20210211103419j:plain この日は水量が多くないので水に飲まれていない石にピョンっと。
そこから撮った景色になります。

岩肌を水が流れる様は、なんだか心がとっても落ち着きますね!
そばにはベンチとテーブルがありました。
日も当たる場所なので、ゆっくりと百間滑を横目にご飯を食べるのも良さそう!


百間滑の先には、龍神の滝という滝が待っています。
そこまで行ってみることに。

龍神の滝

たつがみのたきと読みます。
f:id:HatensHiryoaim40:20210211103953j:plain 整備はされているものの、さらに険しさが増します。

人は、後方におじさんを1人確認。
前方には誰もいない可能性が高いです。
熊が出そうで怖くなってきたので、熊さんに僕たちがここにいるってことを伝えるために二人で大声で歌うことにしました。

友人と僕がフルで歌えそうな曲。
僕と友人が高校時代、仲を深めるきっかけになった化物語のED、君の知らない物語を選曲。

君の知らない物語

君の知らない物語

大自然で恥じらいもなく大声で歌うのは気持ちいいもんだ!

📷川 f:id:HatensHiryoaim40:20210211205603j:plain 大自然ですね!
よくみると魚も泳いでました。

📷龍神の滝 f:id:HatensHiryoaim40:20210211205850j:plain ようやくたどり着きました。
これが龍神の滝。
落差40mで、立山火山の噴出物を侵食して流れ落ちる様が龍が天に昇るように見えるそう。

…思ったより遠くにある(笑)

そして、この先にもまだ道があるんですが、先には何かあるんでしょうか?

📷朽ちたテーブル f:id:HatensHiryoaim40:20210211210927j:plain この先は瀬戸蔵山への登山道になっているようです。
これ以上は熊が怖いので引き返すことに。

それにしてもこの道、モンハンの渓流ステージを思い出します。
英雄の証を流すと冒険感がでて最高でした!


さて、大秘境を冒険したあとは、少し山を降りて立山町の文化に触れます。

教算坊

f:id:HatensHiryoaim40:20210214144726j:plain 教算坊(きょうさんぼう)庭園が大変美しいお家です。
正確に言うと、江戸時代は宿坊。
明治から昭和57年までは民家として使われました。
じゃあ今はなんなんでしょうか?観光資源?

入ってみると…
📷教算坊 f:id:HatensHiryoaim40:20210214145120j:plain なんとも静かで心の落ちつく空間がそこにありました。

関係者の方が庭をほうきで掃いていて、お寺のような雰囲気がありました。
心を落ち着かせたい方にオススメの場所です。

布橋

f:id:HatensHiryoaim40:20210214145507j:plain 教算坊から5分ほど川へ向かって歩いた場所にある橋です。

赤い和テイストな橋が一際目立ち、道路を車で走っているときに遠くから見つけたので来てみました。

橋の東側を彼岸、西側を此岸としてこの橋は彼岸と此岸を結ぶ「天の浮橋」とも呼ばれたそう。
ちなみに、彼岸と此岸とは簡単にまとめると、
此岸:僕たちの住む世界
彼岸:人々が煩悩から解放された世界

この橋の東側、すなわち彼岸にはお墓がたくさんありましたが、その向こうには立山連峰が勇ましく佇んでいました。
📷遠くの立山連峰 f:id:HatensHiryoaim40:20210214150823j:plain 11月でも雪が積もってきていますね。

立山に導かれるように足を進めてみました。

📷姥堂基壇(うばどうきだん)からの眺め f:id:HatensHiryoaim40:20210214151004j:plain 広い芝の広場の向こうには立山連峰が凛々しく構えていました。

あぁ。
なんて気持ちのいいところだろう。

芝の上に寝転んで流るる雲を眺めました。


ここは土俵のように盛り上がった場所になっていて、なんだか相撲をしたくなってきました(笑)

久しぶりの本気の戦い。

本気でやっても友人には勝てず。
2戦目も競ったものの惜しくも負け。

この姥堂基壇、遙望館という施設の前にあります。
遙望館では立山の歴史や魅力を紹介する上映が行われるそうで、上映が終わった後にはスクリーンが上がって、先ほどの立山の景色が一面に見えるそうなんです。

つまり、上映後に綺麗な立山の景色を楽しみにしていたお客さんが、いざスクリーンが上がったら僕らが相撲をしているという事態になり兼ねなかったわけです(笑)

戦いの末、僕らはお互いに恐ろしいほど疲れ切ってしまいました。

一休みしたいということで、どこかお店に入ることにしました。


まんだら食堂

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地元の食材をつかった料理が楽しめるお店。

僕はあまりお腹が空いておらず、つぼ煮という小さな煮物だけを注文。
📷つぼ煮 f:id:HatensHiryoaim40:20210214175059j:plain 山菜が煮込まれていて、さっぱりとしたお味。
これは美味い!

つぼ煮を食べ終わる頃、ちょっとしたトラブルが発生!

とあるお客さんが、まだ注文したものが来ていないと店員さんへ。

そのお客さんは、お腹がもういっぱいなので、もう大丈夫ですよと紳士的な対応。
店員さんからの申し訳ないという気持ちがものすごく伝わってきました。

そのお客さんが帰る間際で、店員さんがお詫びに柿を出していて、田舎のおばあちゃん家のような温かさを感じました。
結局そのお客さんは、もう行かなくちゃいけないということで、柿は食べれませんでしたが、その柿は僕らが美味しく頂きました😋

店員さんは、娘とおばあちゃん(母)で切り盛りしているようで、とても温かく幸せな気持ちになれるお店でした。


かもしか園

f:id:HatensHiryoaim40:20210214180258j:plain 国指定天然記念物であるニホンカモシカの繁殖に成功させて飼育しているそう。

入場料無料です。

行ってみたものの、のびのーび育てられているのか、とても広いスペースで飼われていて、ご覧の通りカモシカを探せ状態。

見つけられましたか?


立山ふもとの秘境巡りはここまで。



富山市立山町旅 おわり

まとめ

立山といったら立山黒部アルペンルートへ行って称名滝やみくりが池を巡りたいものですが、称名滝はすでに今期は営業終了。
でも、立山黒部アルペンルート前のふもとがこんなに魅力あふれる場所だとは思いませんでした。

いつか立山黒部アルペンルートにも行ってみたいです。
お金めっちゃかかるからお金貯めていかないとですが…。

さて、このあとは富山市の市街の、僕も友人も大のお気に入りの海鮮料理のお店へ行きます。

▼翌日の富山旅 hatenshiryoaim40.hatenablog.com

▼前日の岐阜旅 hatenshiryoaim40.hatenablog.com