それでもやっぱり田舎が好き。

都会で生活してるけど、やっぱり山がみたい川が見たい。喧噪を忘れ、「落ち着き」を求めて。時には旅を。時には本を。

【嫗仙の滝】険しい道の先に待つ麗しの滝 | ディープ旅にゆこう

f:id:HatensHiryoaim40:20210625205803j:plain 嫗仙の滝(おうせんのたき)は群馬県草津町のはずれにひっそりと佇む、変わった姿の滝。

草津町といえば、全国レベルであまりにも有名な草津温泉で賑わう町ですが、町のシンボルでもある湯畑から20分車を走らせた場所に嫗仙の滝はあります。

滝を見るまでは歩かなくてはならないという嫗仙の滝とはいったいどんな場所なのか!

さっそく嫗仙の滝の魅力をリポートしていきます!

嫗仙の滝 基本情報

落差35m。
およそ1kmの遊歩道が整備されているが、急坂が多い。

駐車場:無料
Web:観光情報 | 湯Love草津(草津温泉観光協会ホームページ)

嫗仙の滝を旅しよう

駐車場に到着すると、滝へのマップが。
▼嫗仙の滝案内図 f:id:HatensHiryoaim40:20210625200013j:plain このマップをみると、ショッピングモールに行くようなコーデで行けちゃいそうな錯覚に陥りますが、このマップのデフォルメようと言ったら…(笑)
全行程は1時間とのことなので、それなりの覚悟は必要です。

▼入口 f:id:HatensHiryoaim40:20210625200708j:plain 看板を過ぎると、めずらしいものが大量に出現します。

▼スキーのストック f:id:HatensHiryoaim40:20210625200917j:plain つまり、こいつを使うほど道は険しいということなのでしょうか?
試しに1本借りていきました。


森らしい道を進んでいると、休憩所の東屋が見えてきました。
▼休憩所 f:id:HatensHiryoaim40:20210625201108j:plain 休憩所、ここに要らないんですよね(笑)
まだ全然疲れてない。
こっからが長いんです。

▼険しい登山道 f:id:HatensHiryoaim40:20210625201345j:plain こんな細い道もあったりして。クネクネと下っていきます。
沢に下りていくわけなので、行きは基本下りでした。

これはスキーのストック1本借りてきてよかった。

▼コナラ f:id:HatensHiryoaim40:20210625201847j:plain 推定樹齢200年!? 自分より遥かに年上の存在が。
幹の太さだけあって、全てをカメラに収めることはできません。

▼沢 f:id:HatensHiryoaim40:20210625202156j:plain 25分は下った気がしますが、ようやくここで沢へ到着しました!
赤みが目立つ岩肌です。

滝はもうすぐ!

▼嫗仙の滝 f:id:HatensHiryoaim40:20210625202300j:plain これが嫗仙の滝ですよ。
なんだこの滝は。
こんな不思議な形の滝、見たことがない。

ちなみに、あのにっくきデフォルメマップには落差35mと書かれていますが、草津温泉ポータルサイトでは25mと記載。
どっちが正しいんでしょうかね…?

▼間近の嫗仙の滝1 f:id:HatensHiryoaim40:20210625203211j:plain なんか、マリオサンシャインのマーレのいりえみたいだ。

▼滝壺 f:id:HatensHiryoaim40:20210625203307j:plain 水のつたいかたが美しいですね〜

▼間近の嫗仙の滝2 f:id:HatensHiryoaim40:20210625210422j:plain 実は、今回この嫗仙の滝を訪れたのは、以前黄金の滝を訪れた時に、ツイートしたらichi CRAFT (@ichi_craft) | Twitterさんが、秘境感がすごいと教えてくれたから。

確かにここは秘境の滝でした!

嫗仙とはあまり聞きなれない言葉ですが、
【嫗】老女
【仙】山にはいって不老不死の術を得た人

なるほど。たしかにこの滝は、とんでもない婆さんを思わせる形をしている気がする。

▼川 f:id:HatensHiryoaim40:20210625203711j:plain 長年の歳月を経て、滝が作りだしてきた川も大変美しい景色でした。

帰りは、ひたすら登りになるので来たときより辛いです。
アドバイスとしては、にっくきデフォルメマップの迂回路というルートは使わない方がいいです。
帰りに使うと楽です的な看板がありますが、何一つ、何一つとして楽ではなかった(笑)
ま、それも旅の面白さではありますがね!


Visit:2021/04

まとめ

嫗仙の滝は、女性らしい出で立ちの、変わった形の滝でした。
特に美しいのは、曲線の岩肌を滑らかにつたう小さな滝の数々。

滝にたどり着くまでは苦労しますが、この滝は、車で行ってパパッと簡単に見てしまってはなんだかもったいないと思わされるような、そんな麗しさを感じさせるディープスポットでした。

行きで一汗かいて、滝を見て、また帰りで一汗かいて、その後に草津温泉に入るのも粋じゃないでしょうか?
ぜひ、草津観光のついでに、ふらっと訪れてみてはいかがですか?