それでもやっぱり田舎が好き。

都会で生活してるけど、やっぱり山がみたい川が見たい。喧噪を忘れ、「落ち着き」を求めて。時には旅を。時には本を。

🌏#39 福島県いわき 後編 〜化石と炭鉱と海産物~

今回の旅先は
福島県いわき


いわきは福島県の南東部に位置し、冬でも比較的暖かい地域。
スパリゾートハワイアンズいわき湯本温泉など温泉が豊富であることや、フタバスズキリュウが発見された場所としても有名です。


そんないわきで、1泊2日で温泉や有名観光地を巡る旅をしてきました!
今回は遠くへ就職して しばらく会えなくなってしまう友人との卒業旅行です。
1日目前編
2日目後編として、
この記事では、後編(2日目)を綴っていきます。


今回のいわき旅 後編では

  • 旅館でゆっくり日本の朝食 雨情の宿 新つた
  • 炭鉱の展示がスゴすぎる! いわき市石炭・化石館 ほるる
  • いわきの物産はここにまかせろ いわき・ら・ら・ミュウ
  • まるでサスペンスの舞台!? 潮見台

を幼なじみの友人と2人で巡ってきました。(2019/3/11)








今回の旅の目的

いわき市石炭・化石館 ほるる」と「いわき・ら・ら・ミュウ」を巡る

2日目はあいにくの雨。
なので、雨でも楽しめる館内のスポットを2日目に巡ることに。


いざ旅へ!

雨情の宿 新つた



昨日は深夜1時30分に寝ましたが、朝6時に起床。


旅館やホテルにきたら、僕は朝めちゃくちゃ早く起きます。
やりたいことは、
・朝の温泉街や街を散策
・温泉に入る
の2つ。


これを朝食までに終わらせなければならないので忙しいのです。
せっかくゆっくりしにきたのに馬鹿やってることはわかってますが、満喫したい!!


ですが、この日は雨なので、朝の温泉街散策は中止し、温泉に浸かるだけに。


昨日入った混浴の竹林も、男女別の大浴場も両方ゆっくりと堪能しました。

庭園露天風呂「竹林」
https://cdn.r-corona.jp/prd.jln.r-corona.jp/assets/site_files/3esnu0gm/260097/d1wx_bw1200h600.jpg
http://www.shintsuta.com/より

大浴場
https://cdn.r-corona.jp/prd.jln.r-corona.jp/assets/site_files/3esnu0gm/268574/fivm_bw1200h600.jpg
http://www.shintsuta.com/より

眠いけど、やっぱり朝の温泉は気持ちがいいですね〜



さて、朝食の時間は7時30分。
温泉を出て部屋に戻ると、友人が起きていました。
てっきりまだ寝ていると思ったのですが(笑)


で、この朝食がまあ美味しい。

蓋が付いているのはカニのお味噌汁なんですが、カニが出汁にもなっているのか絶品でした!
ここのもそうですが、よく海鮮のお店なんかで出てくるお味噌汁ってなんであんなに美味しいんだろうか。


旅館やホテルの朝食の品あるあるを考えたりして、決して急がないスローペースな朝食を楽しみました。


ホントに、1時間くらいかけて朝食を楽しみましたよ。
こんなにゆっくり朝食を味わったのは今までないんじゃないか。


朝食をゆっくり食べることでこんなに幸せを感じるのかと、新しい発見となりました。
ごちそうさまでした。



部屋に戻って記念写真を撮り、旅館とさよなら。
とにかく食べ物がおいしい旅館でした。


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いわき市石炭・化石館 ほるる


いわきは、フタバスズキリュウが発掘されたことで大変有名です。
ですが、この博物館は化石だけじゃない。


いわき市の発展に一役買った「常磐炭田」をモチーフにした、炭鉱の展示がこの博物館のもう一つの目玉なのです。


化石だけが売りだとばかり思っていた僕は本当に驚かされることになりました。



では、さっそくみて回りましょう!

📷入り口付近のフタバスズキリュウ

この日は雨でしたが、なんと雨に濡れるのを人一倍嫌う友人が、屋根がある道を外れて近くまで見に行ってました。


恐竜への好奇心がすごいな。🦕
でもなんだか最近、友人の雨嫌いが和らいできてしまっている気がしてきてるんですよね...。


ちょっぴり寂しいのはなぜだろう。


📷入り口

あの、この玄関をみてここで思わず口にしてしまったのが
「なにこれ町役場感がすごいんだけど」


正直、この玄関で期待が70%くらい無くなってしまったのですが、このあと そんな不安はまったく消え去ることになりました。


📷入り口を抜けてすぐのフタバスズキリュウの化石

この展示で、フタバスズキリュウの名前の由来を知ることになりました。

フタバスズキリュウの由来
1968年に鈴木 直さんが双葉層群という地層で化石を見つける
 →フタバスズキリュウ


実は このフタバスズキリュウ、2006年に新しい種類のクビナガリュウとして学名がつけられました。
その名も、「フタバサウルス・スズキイ」


えー ほぼ変わらないじゃん(笑)
てかだったらフタバスズキリュウでよくないか?
どうして、「鈴木ぃ」って呼びかけちゃったんだ。


で、この化石展示の後ろでうるさくアピールしてるのは...
📷感動の発見年 1968年 その時日本は!

右端のピンクの部分には
「1968年10月6日 フタバスズキリュウ発掘当日のTV欄」
というTV欄が展示されているのですが、どのテレビ欄をみても「フタバスズキリュウ」の文字が見つからなくて、展示の意味がよくわかりませんでした(笑)


もっとよく探せばあるのかな...


ちなみに この展示の左横には、週刊少年ジャンプの創刊号があって、それが面白かったです。



さて、正直ここまではまだ「町役場感」が否めませんが、これからは完全にそれが消えます。
それでは、まずは順路にしたがって恐竜の世界へ...!

📷化石展示室
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すごい!化石がめちゃくちゃいっぱいあるし、宙を泳ぐように展示されているのがかっこいい!


一気に町役場感がなくなりました!
やっぱり、壁と天井は雰囲気づくりに大事なのかもしれませんね。


恐竜よりも驚いたのが、こちら

📷エレモテリウム(オオナマケモノ




体長6mはデカいですねー!
山を歩いていたら突然こんなのが現れたら、もうモンスターですよ。


ここでふと不思議に思ったのは、今ってなんで 陸にここまでデカい動物っていないんだろうか。
恐竜の時代はどデカいのがゴロゴロいたのに、今は居てもクマぐらいですもんね。
不思議だ...。


化石をいろいろと見ていると、急に館内の照明が薄暗くなって、風の吹き荒れる音がなりはじめました。
きっと、恐竜のいた時代のイメージを演出しているのでしょう。


ドキドキして面白いですね...!



続いて学習・標本展示室へ。
写真を撮り忘れましたが、鉱物や地層に関する展示が並んでいました。


その学習・標本展示室からは、先ほどいた化石展示室を上から見ることができます。

📷化石展示室を上から望む



さて、いよいよ地下坑道へと進みます。
📷竪坑エレベーター

竪坑(たてこう)エレベーターとは、地上と地下坑道で人員や荷物を運ぶエレベーターのことです。
この博物館では、模擬的な竪坑エレベーターという粋な演出を楽しみながら地下坑道の展示室へ行けるんです!


ちなみに、エレベーターの横に
「面倒でも坑道のボタンを押してください」というような紙が貼ってあります(笑)
そのボタンがこちら

📷坑道ボタン

エレベーター内は なんか炭鉱的なクサさが。これも演出なのでしょうか...!


いよいよ地下600mへとエレベーターで降りていきます...!
実際に乗ってみると、次第にエレベーターの中は真っ暗になります。
そして、カンカンカンカンと鐘の音がドップラー効果で歪みちょっとした恐怖を感じました。
昔の坑道のおっちゃんが、ナレーションしてくれます。


これは、ディズニーシーのセンター・オブ・ジ・アースで乗るエレベーターの日本バージョンですね!
すごく面白かったです。


なんと、エレベーターに乗っている時間は約90秒!
たった1階分降りているだけなのに...!
お急ぎの方は、となりの階段で降りましょう。


ちなみに、地下坑道から上に登る時は、どうなのかやってみると...
一瞬で着きました(笑)


その後、もう一度地下坑道に行こうとすると、老夫婦が竪坑エレベーターに乗り込みました。
よくわからない様子で「坑道」のボタンを押すと、おばあちゃんが一言。
👵🏻「あ クサいっ」
そう言うとエレベーターのドアが閉まり、老夫婦は地下坑道へ。


こーの光景が面白すぎて、ツボにハマってしまい、ひたすら大笑い(笑)
5年ぶりくらいに、こんなに声をあげて笑ったんじゃないだろうかというくらい笑いがとまらず、いわきの一番の思い出は
👵🏻「あ クサいっ」
になってしまいました(笑)


ホントに5分以上笑いがとまらず、その場を動けませんでした。
あー面白かった...



さて、話を進めましょう。
📷模擬坑道

えーすごい。
ディズニーシーのミステリアスアイランドの日本バージョンじゃん!


え...?
ちょっと意味がわからない?


ディズニーシーのミステリアスアイランドはそもそも日本ですしね。
ならば日本風のミステリアスアイランドといったところでしょうか。


📷模擬坑道

こんな暗いところも...!


模擬坑道を歩いていると、脇には当時の炭鉱の様子が展示されています。

📷常磐炭田125年の歴史の展示

女性もやっていたんですね!
というか、みんな裸なのはなんでだろう。
クソ暑いんですかね?


大変な仕事ですね...。



とにもかくにも、この坑道、本当に長い...!
世界観を維持したまま、ずーっと続くんですよ。


素晴らしい展示でしたね...!本当に素晴らしい展示でした。


炭鉱の展示をようやく抜けると、当時の炭坑の暮らしを復元したコーナーが。
📷当時の炭坑の暮らし

昭和初期の光景ですね〜



これで展示は終わりなんですが、
「いわきっずもりもり」というのを見て、外ですが行ってみることに。
📷いわきっずもりもり

入ってみると、キッズ用の楽しそうな屋内の遊び場が。
ボールプールがある遊び場の進化版ですね!


遊びたい...。
(がまんがまん😣)



さて、最後に寄ったのはお土産コーナー。
📷お土産コーナー

これは子どもを連れてきたら買って買っての嵐ですね。
恐竜関連だけじゃなくて普通のお菓子もありましたよ!



さて次はいよいよいわき旅の最後のスポットへ...!
旅が終わっちゃうよー。


いわき・ら・ら・ミュウ


いわきの物産をたくさん取り揃える大型の物産館。
海産物だけでなく お菓子などのお土産も帰るほか、海鮮丼などの食事も楽しめます。


なぜだかわからないけど全然写真を撮らなかったので、ぜんぜん様子をお伝えできないのが残念です。


まずは、海産物のエリアを回ることに。

📷海産物エリア(パンフレットより)

元気な商人たちがバシバシとお店を展開しています!


気軽にいわきの人たちと触れ合えるスポットですね!


海苔の佃煮を味見させられて、食べて見るとめちゃくちゃ美味い!
アゴだしのスープも試飲させてもらったのですがこれも美味い!


実家のお土産は海苔の佃煮に決めました。


さて、そろそろお昼にしましょう。

📷本日のお昼は海鮮丼

マグロ丼です!
名前は忘れましたが、白身のやつが甘くて美味しかった...!


ですが外の景色がちょっと暗い...
📷外の景色

天気も悪いですが、窓に黒のフィルター貼ってしまってるのが原因ですねーこれは。


外にはたくさんのカモメさんたちが飛んでいました。
かわいい...!


カモメを見ると どうしてもこの曲が脳内で流れてしまいますね(笑)

かもめが翔んだ日
www.youtube.com



ここで、「男らしい かわいいの言い方」を考えてみることに。
僕は「かわいい」の言い方が女々しくて悩んでいたのです。


「かわいいね!」
「かわいい!」
「かわいい...」
「かわいいぜ!」
「かわいいでやんす!」


うーん。
どれもしっくりこないなぁ...。


そもそも男らしいイケメンは「かわいい」なんて言わないのか?


いろんなかわいいを口にしてみて導き出したのは...
「かわいいなあ。」
これだ!


これからは
「かわいいなあ。」
でいきます!



さて、偶然ですがこの日は3月11日。
館内には いわきの東日本大震災展があったので立ち寄ってみました。
📷いわきの東日本大震災

このいわき・ら・ら・ミュウも、実際に津波の被害にあってしまった場所です。


多くの展示があり、実際に避難所の様子を再現したものもありました。

📷避難所の再現

実際に現物を見てみると、思ったよりスペースが小さいんですね。
避難所での出来事も書いてあったりと、震災について深く考えることができる展示となっていました。


※いわきの東日本大震災展は3月11日だから展示しているものではなく、いつでも展示しているようです。



その後、友人はいつも通り お土産を大量に買い、ら・ら・ミュウを後にすることに。
今回は少なめにすると言っていたのに(笑)



あー もう いわきとおさらばか...。


いや、待てよ?
雨も止んだし、まだちょっとだけ時間あるし、最後に近くの目をつけていた所に寄って いわきをあとにしよう。


潮見台


いわきの有名な公園「三崎公園」にある、潮見スポット。



📷潮見台

こんな感じで、公園になっています。


📷潮見台突き出しスポット

海に突き出しています。


📷潮見台突き出しスポット

うおー。
怖っ!!!


📷潮見台からの景色


これは思ったより激しい...。
サスペンスドラマの舞台っぽいわ。


塔の上に登ってみました。

📷塔の上からの景色


三崎公園の代名詞、マリンタワーが見えます!
三崎公園、広すぎる...!


海も楽しみましたし、いよいよ帰りましょう...。
名残惜しく車へ向かっていると...
📷???

ん...?


📷木の上で休む猫

僕「ねこたんかぁわいいーーー!!!」
友人「ぜんっぜんダメだな」



1泊2日 いわき旅 2日目 おわり


まとめ

  • 旅館でゆっくりいただく朝ごはんは最高だった
  • いわき市石炭・化石館 ほるるは想像以上の展示が待っていた
  • いわき・ら・ら・ミュウで浜焼き食べればよかった
  • 潮見台は思ったより波が激しいスポットだった

という感じでした!


さて、これで今回の1泊2日いわき旅はおしまいです。
「大地」「海」「温泉」「食」「化石」「炭鉱」「海産物」
様々な表情が楽しめるいわきは、1泊2日で巡るにはちょうどいい場所でした!


また幼馴染の友人と楽しく旅がしたいです!



今度はいつ、旅に出られるかなぁ。
ではでは〜(ᐢ⌔ᐢ)ノ゙



▼いわき旅1日目はこちら
hatenshiryoaim40.hatenablog.com