それでもやっぱり田舎が好き。

都会で生活してるけど、やっぱり山がみたい川が見たい。喧噪を忘れ、「落ち着き」を求めて。時には旅を。時には本を。

🌏#5 群馬県吾妻 〜だれもいない初冬を歩く〜

今回は群馬県は吾妻郡です。


旅を初めて気づいたんですが、僕は自然の中でも渓谷が好きみたいです。


ところで、群馬県の名所をかるたにした「上毛かるた」というものがあり、群馬の子供はこのかるたを嫌なほどプレイして育つのですが、


かるたの「や」
耶馬渓(やばけい)しのぐ 吾妻峡」


というのがあります。


渓谷といったら吾妻峡だ!
そんなわけで吾妻峡と、その周辺を見てきました。

いざ旅へ!

吾妻峡(🎴上毛かるた巡り)

(今回から、上毛かるた巡りという形で上毛かるたに関係のある記事にはタグもつけて記事を書いて行こうと思います。)
📷吾妻渓谷 全体地図
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💡吾妻峡とは
全長3.5kmの渓谷。
溶岩が川を侵食してできたと言われてる。
季節ごとにその色を、姿を変え、新緑、紅葉、雪景色など1年中楽しむことができそう!

🎴上毛かるた紹介

耶馬渓(やばけい)しのぐ 吾妻峡


大正元年に偉いおじさんが
「これは九州の『耶馬渓(やばけい)』も凌ぐほどの凄さで耶馬いわ」
と言ったことからこんなかるたになったのでは

駐車場の看板に、上記もろもろ情報がありました。
さてさて、お勉強はここまでにして...
渓谷を巡ります。


驚いたのは、だーれもいないんですね(笑)


でもね、それがいいんです。素敵な景色を一人占めできることがすっごく幸福な気持ちになることを、わたらせ渓谷の紅葉が教えてくれました。


📷橋の上から渓谷を臨む
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この日初めて見た景色です。
すっかり葉を落とした木が初冬を感じさせてくれますね🍂


どんどん進んでいくと...
📷渓谷遊歩道
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なんてわくわくする遊歩道でしょう?
森の中に入っていく感じですよね。
ちょっぴり不安で、ドキドキして、冒険心がくすぐられます。


しばらく進むと
なんと、お猿さんが!!!🐒
📷野生の日本ざる


大丈夫かこれ。僕一人で、他にだーれもいないのです。
猿は襲ってくるんですかね。


この先、僕が通りたい「猿橋」というところには
📷猿橋を渡る日本ざるの群れ

なんか葉っぱ持ってる!
かわいい🐒


けど、ここ進めなきゃ渓谷見られないんです...。



しばらく様子を見ながら、Google先生に野生の猿の危険性について色々訊いていました。



そんなことしてると、お猿さんの群れが全員猿橋を渡りきったようで。
意を決して進むことに!!


(結局近づいたら危険なのかとかよくわかりませんでした。)



📷猿橋
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お猿さんは... いませんでした。
良かったー。



なんでもこの橋、まだ完成して1年も経ってないんです。


猿橋」という名前の意味がよくわかりました(笑)



さてさて、猿橋をわたりきって左に曲がれば、いよいよ吾妻峡がその雄大さをあらわにしてくることでしょう。なにせ、この先に、吾妻峡の名所が山ほどあるんですから!


って...
行き止まりかよ!!!
なんてこったい。


なんか工事中みたいでダメでした...(´-﹏-`;)
案内では、冬も行ける道あるよと書いてあったのでその道を来たのですが。


残念。🙈
📷吾妻峡の行けるところ(2017/12/18現在)

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青いゾーンは行けます。でも、紫斜線はあまり渓谷感がないです。



一応撮った写真載せますね。
📷吾妻峡を上から臨む
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これくらいしかいい風景が見られませんでした。



まあ、お猿さんとの遭遇でワクワクしたし、楽しかったからいいです。


また、春か秋にリベンジしたいな!


道の駅 あがつま峡

吾妻峡のすぐ近くにある道の駅です。


📷道の駅 あがつま峡
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  • 温泉施設
  • 物産店
  • グラウンド
  • 遊具
  • ドッグラン
  • イルミネーション

などなど充実した道の駅で、吾妻渓谷には誰もいませんでしたが、この道の駅はわりと人がいました。



渓谷を歩いて小腹がすいたので、物産店の中にあるお店で肉じゃがコロッケを注文
📷肉じゃがコロッケ

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肉じゃがコロッケ 120円
近くにフードコートといいつつ休憩にも使ってねと書いてある親切なコーナーがあったので、温かいお茶と一緒に食べました。
あんまり肉じゃが感は感じなかったかも...。
美味しかったけど!😋


中では歌なしのクリスマスチックな曲が流れていて、僕にとって最高の雰囲気でした🎄❄(笑)


岩櫃山(いわびつやま)

吾妻渓谷が消化不良だったので、周辺の自然スポットを探すと、真田丸が関係ある岩櫃城跡地なるものがあるらしく、歴史にあんまり関心ありませんでしたが、山ときいて行ってみました。


なんでも、本格的な登山ができる山で、鎖とかあってそれをつたって頂上を目指すとか。


僕はなにも装備ないので、岩櫃城本丸址まで行くことにしました。


📷岩櫃山周辺 全体地図
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山を登る前に少し寄り道です。
📷岩櫃神社

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どうですか、この夏目友人帳感。
写真だと明るくみえますが、もっと暗くて、妖が社から出てきそうな雰囲気たっぷりでした。
ちょっぴり怖くてあんまり社の中を見られませんでした。👻



さて、寄り道は終わりにして本線です。


入口の山道、素晴らしかったです!
📷入口の山道
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誰もいなくて薄暗く、地面が凍り始めた森を進んでいきます。



📷入口の山道の霜

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今シーズン初の霜をゲットしました!❄
美しいですね❄



📷開けた森
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枯れ葉で埋め尽くされていました。
素敵です。🍂



📷ハーフパイプができそうな落ち葉ロード
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そこそこな斜面になっていました。



📷岩櫃城本丸址
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💡岩櫃城とは
1.岩櫃山の中腹東面にあった城
2.鎌倉時代に築城されたと言われている
3.いつからか斎藤さんが支配
4.武田信玄「上州侵略したいから城を攻略してきておくれ!
真田幸隆「りょうかい」
6.斎藤さんは敗れてしまう
7.武田信玄「ついでに岩櫃城守っておいて」
真田幸隆「りょうかい」
8.その後、何代にもわたって真田家が守ってきた
9.徳川家康「国はお城1つだけ持つようにしようよ」
10.岩櫃城が無くなる


という感じみたいです。
一応、正確なやつ載せておきますね。
📷岩櫃城由来記の看板
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至る所で、町やほかの山々を望めるスポットがありました。
📷岩櫃山から見渡す
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岩櫃山は、城址まではこんな感じでした。


個人的には、最初の山道が初冬を感じてとても良かったです!🍂


それにしても、山を登るのはまだいいですが、斜面を下るのがほんっとうに辛い!
ゼーハーゼーハー( ;´Д`) っ.。


ますます本格的な登山は無理じゃないかと思ってしまいましたよ。


まとめ

吾妻峡も岩櫃山も、本当に誰もいませんでした。


一人で静かな初冬を歩きながら、これからこの自然を覆うであろう厳しい冬の足音に耳を傾ける。
オシャレに言うとそんな感じで今回も素敵な旅になりました。



今度はいつ、旅にいけるかなぁ。
ではでは〜(ᐢ⌔ᐢ)ノ゙